おなかの虫の病気と症状
ここではおなかの虫がねこに寄生すると、どのような病気を引き起こすのかご紹介します。おなかの虫が寄生すると元気がなくなる、食欲不振などの症状が見られます。これらの症状が見られたら感染の恐れがありますので動物病院に相談しましょう。
おなかの虫に感染するとどうなるの?
重度に感染すると以下のような症状が見られます。子ねこの場合、いのちに関わる恐れがあります。
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※ 粘度の高い血便
人にもかかる!おなかの虫の病気
おなかの虫はねこだけではなく人にも被害を及ぼします。感染したねこの糞便を処理した後や、小児が公園の砂場などで感染した猫の糞便を触った後などに、十分に手を洗わずに虫卵が口に取り込まれてしまうことで感染します。
猫回虫
- 猫に猫回虫が感染した場合、稀に元気消失、間欠的な下痢、腹部膨満などが見られることがあります。人に感染した場合は、稀に回虫の幼虫が体内を移動し内臓や眼に侵入するなどして幼虫移行症を起こすことがあります。
猫鉤虫
- 猫に感染した場合、稀に吸血による貧血、腹痛、食欲不振、出血性下痢などが見られることがあります。幼若な猫では重篤化することがあります。また、経皮感染に伴い、皮膚炎を起こすこともあります。
うりざねじょうちゅう瓜実条虫
- 瓜実条虫はノミが媒介します。猫に感染した場合は、下痢、腹痛などを起こすことがあります。